専門家に依頼する場合、誰に何を頼める?

相続の手続きは、内容によって「頼める専門家」が異なります。

1. 司法書士:不動産があるなら

一番の強みは不動産の名義変更(相続登記)です。2024年から義務化された登記手続きを代行できる唯一の専門家(弁護士を除く)です。

  • 頼めること: 土地や建物の名義変更、借金を引き継がないための「相続放棄」の書類作成など。
  • おすすめのケース: 自宅や土地を相続する場合。

2. 税理士:お金の相談なら

相続税の申告や、節税のアドバイスをしてくれる専門家です。

  • 頼めること: 相続税がかかるかどうかの判定、税務署への申告書類の作成。
  • おすすめのケース: 亡くなった方の財産が多く、相続税を払う必要がある場合。

3. 弁護士:話し合いがまとまらないなら

唯一、相続人同士のトラブルの仲裁や交渉ができます。他の専門家は「争い」には関与できないため、裁判や調停が必要な場合は弁護士の出番です。

  • 頼めること: 遺産分割の交渉、裁判所での手続き、法律全般の相談。
  • おすすめのケース: 親族間で揉めている、または揉める心配がある場合。

4. 行政書士:書類作成を任せたいなら

銀行の名義変更や、書類の作成を比較的リーズナブルに引き受けてくれます。

  • 頼めること: 戸籍謄本の収集、遺産分割協議書(誰が何を継ぐか決めた書類)の作成、自動車の名義変更。
  • おすすめのケース: 不動産や税金の心配はなく、とにかく面倒な書類集めや銀行手続きだけを任せたい場合。

まとめ:選び方の目安

  • 土地や家がある → 司法書士
  • 税金が心配 → 税理士
  • 揉めている → 弁護士
  • 手軽に書類だけ頼みたい → 行政書士

最近は「相続手続き一括代行」として、窓口一つでこれらを連携して進めてくれる事務所も増えています。まずは、一番お困りの内容に合わせて選んでみてください。

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